南のつばさの ブログ 

みんなのペット紹介・お気軽アンチエイジング

言葉で作る、お金のいらないバリアフリー!

 

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時計の文字の位置は世界共通ですね。


おもわずほほえんで、和んでしまう話を聞きました。

「ピザは10時、サラダは3時、な~んだ?」なぞなぞではありません。

目が不自由な人でもテーブルの上の物の位置などが把握できるよう、どこに何があるのかを時計の短針にたとえて知らせる方法です。クロックポジションと言います。

視覚障害を持つさくらさんが、数か月ぶりに訪れた「サイゼリヤ」での出来事。「嬉しくてお料理たくさん注文しちゃったんだけど、料理を運んできてくれた大学生くらいの男の店員さんが、「ピザは12時、サラダは 3時、チョリソーは10時方向に置きますね」って説明してくれて、もう、感動しすぎて涙出そうでした」とツイッターに投稿しました。リプライ欄には「時計に例えれば分かりやすいんですね」「気配りができるってこういうことだと思う」「まさに言葉で表すバリアフリー」といった称賛の声が溢れました。視覚障害がある人は、料理が来たことに気づかなかったり、食べるか触るかしないと場所が分からなかったりすることもあるのです。

「お店には主人と娘の3人、家族で行ったのですが、店員さんには特別何かを伝えたわけではありませんが、私が白杖(視覚障害者が使う白い杖)を持っていたので、たぶん気付かれたのだと思います。あまりにも自然な説明でびっくりして…。若い方でしたし、きっと、例え知識として知っていたとしても、実践するには勇気がいったでしょうに。本当にうれしくて、サイゼリヤさんにお礼のメールを送ってしまいました」

サイゼリヤ広報室によると、同社では数年前に視覚障害の来店者への「接客ガイド」を制作しています。その中に「クロックポジション」についても触れられています。「このクルーは特に意識が高かったと思いますが、お客様に大変喜んで頂きまして、うれしく思います」(担当者)と話しています。

右、左、前、後ろ・・・そこからちょっとずれている場所にあるものを説明しにくいことはあると思います。4つの方向だけでは視覚障害の方にうまく説明できませんよね。かといって何度の角度のところに・・・なんて言ったら余計難しくなってしまいます。

「何時の方向に○○があります」といえば、だれでもすぐわかりますね。こんどつかってみよっと!

視覚障害の方は訓練して自分でできることを増やしたり、スマホの読み上げ機能など便利な道具も使っていますが、誰かの手を借りなければ困ることもたくさんあります。周りの人の小さな親切が大きな幸せを呼び込む事ができるんですね!

 

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小さな気遣いでお互いに幸せになろう!